ここ数年空前の米国株ブームが日本に来ている気がしますがリスクを十分気を付けて行わないと大変なことになります。筆者は最近まさにその状況に陥ってしまったので皆さんがそういうことが無いように情報をシェアさせていただきます。
生活防衛資金とは?
その名の通り生活することを防衛するお金で生活費をイメージしてください。仕事などの収入が無くなった際にそのお金を使って日常生活を防衛出来るだけのお金です。
この金額をどのくらい持つようにするかはその期間を決めると算出できます。
月の生活費 × その維持に必要な期間 = 生活防衛資金
以上のような公式が成り立ちます。
加えてその期間内に結婚や出産などの想定出来る支出があるのであれば
月の生活費 × その維持に必要な期間 + 特別支出 = 生活防衛資金
という式が成り立ちますので、ある程度余裕をもって考えておいて良い物だと思います。
期間はどれくらいを想定するべき?
筆者は3カ月に現在しています。
投資系で有名な厚切りジェイソンさんは3カ月、両学長は会社員なら6カ月・自営業なら12カ月といっていますね。
お二方とも簡単に投資に関しての心構えをまとめてらっしゃるので、入門として手に取ってみても良いと思います。
生活防衛資金どころかまずは貯金だよ!という方には節約の入り口の記事もありますので、ご参考ください。
生活防衛資金は家庭が2馬力で支出が1馬力でも足りる、副収入が継続的にあるので問題ないなどのその他の収入の柱がある場合には操作出来ると考えられます。会社でいうキャッシュフローのイメージをするとイメージし易いですね。
現金が無くなると何かを売って現金化をする必要があります。(ここでは借金はしないものとします)
生活防衛資金を1.5カ月に設定してしまった男の末路
当初3カ月を生活防衛資金に設定していた筆者は1年程投資をして少しずつ慣れていきました。以下がその経緯です。
2020年9月 投資スタート 時間分散を狙い日本円を1年間かけて投資しようとコツコツ投資
2020年11月 機会損失を避けたいと思い生活防衛資金3カ月を残し一括投資
2021年7月 円を持っているリスクを考え生活防衛資金1.5カ月を残しドルにする
2021年8月 支出が多く入れていたドルから積立投資
最後のタイミングでドルから投資を行って以来結果的に生活防衛資金が1.5カ月のまま推移してしまいました。体力にも自信があり2馬力だったこともあり、安心していましたが、好事魔多しということで筆者が体調を崩して仕事を休まなければならなくなりました。
最初は有給で様子を見ていましたが、体調の回復が思わしくなく休職の話が出てきました。
休職になると会社員では傷病手当金という手当が保険から出ます。
過去12カ月の標準報酬月額の平均の2/3が貰えるのですが、申請後付与まで約2カ月かかってしまいます。もちろん有難い制度なのですが、給与のタイミングとのずれがある為、筆者は株の売却をする必要性が出てきました。
その月がボーナス月だった幸運に恵まれて株の売却は行いませんでしたが、せっかく積立ててきた株式を売却するのは、その後買い戻ししたとしても手数料が勿体ないですよね。あわせて傷病手当金のお世話にならず体調も回復して仕事に戻り給与も継続してもらえるようになりました。健康って大事ですね。
その後筆者はこのことを教訓として生活防衛資金を3カ月に戻しました。
まとめ
筆者のようなタイミングで運よくボーナスが来なければ株式の売却を行っていたと思います。その時の株式市場が暴落状態だったら更に状況は悪かったと思います。
ただ、機会損失を考えると現金比率を低めておくのは一つの手だとも思います。そう考えた時に株式を売却する選択肢を頭に入れておくという事が大事だと感じました。
株式の売却をケアしなければならないというのがストレスであれば現金比率を高めて生活防衛資金を多くしておくことをお勧めします。
大事なことは自分のリスク許容度がどんなものかということなのだと思います。
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