友人の紹介もありアーチェリー大会に訪問して州の連盟会長さんと知り合いになることが出来ました。会長さんから「うちに短めの射場があるから遊びに来なよ」とお誘い頂いたので、翌週末に日本への出張が入っていたこともあり、その前に一度伺いたいと思いました。
今回はそんな会長さんのお宅訪問をした時の話をしたいと思います。
連盟会長さん(実質)
周りの人がその人の事を「Top」やら「彼の連盟」と紹介していたこともあり、勘違いしていたのですが、役職上は事務局長とのことでした。複雑なのでその方を今後は「H」と呼ぶことにしたいと思います。
Hは州ではかなりの有名人で以下のような肩書をもっていました。
俳優
芸術家
琉球空手範士九段
アーチェリー連盟事務局長
もう何がなんやら分からないですね。
会社の友人に聞くと以下の情報が得られました。
20年ぐらい前は冠番組を持つぐらい有名
自分の体で自動車や木材を破壊した記録をもっている
毒蛇に多くかまれても無事だった記録を持っている
火の中に長時間いた記録を持っている
もはや情報が多すぎて更によく分かりませんが有名人だということで、「有名人だったら簡単に弓道の出来る環境を準備してくれるかも?でもちょっと怖いな」と思いながらアポイントをとり、ご自宅に伺うことにしました。
2018年10月アーチェリー大会二日後のお宅訪問
仕事が終わった後にHのご自宅にて待ち合わせをしました。近くに来たら電話で案内するからということだったので、電話をしますが携帯が圏外のようで全くつながらず夜という事もあり人があまり歩いていない中、道を歩いている人を発見しては道を聞きながらなんとかご自宅に到着。
ご自宅の呼び鈴を探すが呼び鈴が無い
電話をしても相変わらず出ない
Hが偉い人だと思っていた筆者は失礼があってはならないと思い少し待っていましたが、いくら電話しても相変わらず電話しても出ないので、そろそろ帰ろうかと思っていたら…
やっと来たーーー!!!
H曰く練習が長引いてしまったらしく、携帯の電池もその際に切れてしまったようでした。なら事前に連絡してくれよと思いますが、インドでの生活をしているとこういったことは日常茶飯事なので「まあしゃあない」ぐらいで済ませます。
ショートレンジでの練習
一通り弓道についての説明をしていて分かった事ですが、Hは大学時代にアメリカの大学に留学をしていたらしく、その際に弓道関係の書籍を購入して以来ずっと弓道がやりたかったようでした。
空手の昇段審査で沖縄に何回か行った事もあるらしいですが、短期滞在だったことから弓道を開始するには至らなかったようで、私と会えたのが彼にとっても非常にエキサイティングな出来事だったようです。
そんなお互いの熱い弓道への思いを会話して小一時間ほど話をして簡単な射法八節を説明し、念願の屋外での練習をさせて貰えることになりました。
天井が低く立ちながら引くことは出来ない状態でしたが、かなりテンションがあがりました。射場自体は20mほどでしたので、H曰く公道に行けば28m取れるとのことでしたが、久しぶりで怖いというのと流石に公道に出ては駄目だろうということから更に近い15mぐらいからアーチェリー的に引きました。
ドスっ
アーチェリー大会で素手で引きましたが久しぶりの的に矢が当たる音は気持ち良いものでした。
Hが家の鍵もくれるのでいつでも引きに来て良いよといってくれるという太っ腹っぷりだったのですが、流石にほぼ初対面の他人の家に行くのは憚られるので彼らがアーチェリーの練習を早朝から夕方まで前回大会をやっていた大学でしているようなので、混ぜてもらうようにお願いしました。
練習後のディナー
Hの熱烈なお誘いに負けて少し眠かったのですが、遅めのディナーに行くことになり、そこでは再度弓道についての熱い意見交換を行い、弓道の道具について興味を持たれていたので高価であることなどを説明していたら急にHが、
弓道をするのに最低限の道具を揃えたい!次はいつ日本に行くのだ!?
と聞いてきたので、今週末だと答えると
今は持ち合わせが無いが明日来てくれ!お金は渡す!
と言ってくるので、目をみると・・・本気です。これはやってみるしかありません。
次回:果たして預け入れ荷物でインドに弓具は持ち込めるか!?
出会って二日で大金の受け渡しと弓具の輸入という大命を受けることになった筆者ですが、一体どうなるのでしょうか。インドへの引越しの際に引越し業者さんからは色々脅されたので、
不安もありますが、やってみることにした筆者はどうなるのでしょうか。さて次回乞うご期待ください。
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ぐっちょん
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