無事に弓具をインドに持ち込むことも出来、一先ず室内で引く環境が整いました。
広大なインドの土地なのでどこかで引く場所はあるだろうと軽く考えていた筆者たちが外で弓を引く第一歩としてアーチェリー場に行ったりした際のお話を今回はしたいと思います。
2018年8月-9月びびりながらの探検
妻がインドの環境に一歩引いていたため少しずつ慣れていこうということで少しずつ近代的、西洋的な場所から慣れていくためにまずはショッピングモールに行ってみてカバディを見てみたり。
友人が日本から遊びに来たのを機会に観光地のマハバリプラムに行ってみたり。
夏休みを利用してタイに行って3カ月ぶりのコンビニを見て涙したりしていました。
チェンナイとタイは飛行機で2~3時間ですが、何でこんなにも文化が違うのか毎度疑問に思いました。
日本のような暮らしや日本食や生活用品が思ったように手に入るので、インドが年々変わってきているとはいえ、この段階まで来るのにどれだけかかるのでしょうね。
少しずつ生活に慣れていき初映画やジムへの入会などもして少しずつ日常生活の流れが出来てきました。
2018年10月アーチェリー場への訪問決定
私が弓道をやっていることを知っていた会社の友人が
友人「工場の裏でやれば良いじゃん?」
自分「まぁ確かに出来ないことはないよなー」
友人「忘れてたけど娘の友人のお父さんがアーチェリーやってるみたいだから紹介するよ」
自分「(微妙に遠いなぁ)そうだね。機会があったら宜しく」
そんな会話をしていたら次の日に
友人「今週の土曜日に約束とったから行こうぜ!」
自分「(は、早いな…)おぅ!行くで!」
そんなこんなで、その週末にアーチェリー場に行くことになりました。
2018年10月アーチェリー場訪問
相変わらずのスピード感でものごとが起こるインドですが友人と現地待ち合わせをして大学にあるアーチェリー場に向かいました。
大会やないか。
何も情報もなかったので「ちょっとぐらい引かせて貰えるといいなー」という気持ちで弱い弓、矢を数本、弽という最小限の道具は持って行っていましたが全くそんな雰囲気じゃないですね。
友人と友人の娘の友達のお父さんとも合流してとりあえず中に潜入します
久々に聞く弦音と的への的中音は心地良いもので興奮しました。
アーチェリーを間近で見たことは無かったので、それだけで興奮しましたが、イメージ的には遠的のような雰囲気でした。
そんな中で連盟の会長さんに挨拶をすることになりました。
自分「日本で弓道をやっている錬士六段の者です、空いてる時引かせて下さいませんか?」
会長「大学の頃から弓道やりたかったんだ!今度教えて!」
自分「あ、そうなんですか?良いですよ」
会長「本当に!?じゃあせっかくだからデモンストレーションして!(おもむろにマイクを取り出す)」
会長「(競技を止めながら)皆一旦やめ!日本から来た弓道のSensei、Renshiにデモンストレーションしてもらいます!」
自分「???」
相変わらず無茶振りのが多いインドですが突然の申し出を断ることもできず(既にやることになっていたということもあり)、とりあえず4ヶ月ぶりに長めの距離を引くことになりました。しかも弽は少し離れた所にあったので素手。。。
当日は州の大会だったということもあり会長さん曰く参加者家族も含めると500人いて緊張感が凄かったですが誰も弓道を知らないからと割り切って立射で一手を引きました。
ロックのような重低音が響く音楽が爆音で鳴り響く中、会長さんのマイクパフォーマンスのもと1本目はアーチェリー的の青の部分へ。どう反応して良いのか分からないオーディエンスのパラパラとした感嘆の声のもと、2本目を引き今度は偶然黄色の部分へ。
会長さんのマイクパフォーマンスもあり「Super!」といった歓声や口笛が鳴り響き、一先ず私のパフォーマンスは成功?のもと終わりました。
次回:お宅訪問。州連盟会長さん宅で初練習
大会で出会った連盟会長さんと連絡先も交換して早速「うちに短い射場があるから遊びに来なよ」とお誘い頂いたので伺うことにしました。会長さんも前のめりで「いつくる!?明日はどう!?」とのことだったので翌日にアポイントをとって行くことにしました。
週末に日本への出張もあり機会を逃すと期間が空いてしまうので予定が厳しいですが伺うことにした筆者でしたが、次回はどんなインドサプライズが待ってるんでしょうかね。それでは次回乞うご期待です。
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ぐっちょん
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