初めての海外駐在や留学で長期滞在する際には何を持っていけば良いか分からず困ったりすると思います。海外に行くことが慣れていても国が変わると全く条件が変わりますので事前に下見が出来れば良いですが、中々そうもいかないものですね。
今回はインドのチェンナイへ2年間駐在した筆者が見た現地で中々買えない、ちょっとクオリティが低い、あると便利と思ったものを厳選して紹介します。
はじめに:世界の中で見たインドでの日本人の生活しやすさ
まずインドの日本人の住みやすさを頭に入れて頂いてから実際の物に入ると理解が進むと思いますので紹介します。
色んな国がありますが、世界的に見てインドは日本人が住みずらい場所だと言われています。文化や食習慣が大きく違うのでそこは納得できると思います。
日本と同様の生活水準を保とうとすると相応の出費が必要になってくるので、インド駐在をする方には割増の給与が支払われるケースが多く、そのレベルは最高級です。それだけ生活がし辛いとみなされています。筆者は全く問題なく適用出来ましたが、人によってはかなり差が出ると思います。
余談ではありますが、1980-90年代では海外赴任すると家が1軒たつという話もありましたが、現在では生活の費用に使ってしまってあまり貯金が出来ないというのが現状かもしれません。
チェンナイの日本関連商品の入手しやすさ
チェンナイには日本人が約2,000人住んでいると言われます。その人数は州の大きさと比較して多い物ではなく、そのためあまり日本人を目当てにしたお店は多くありません。
そういったことからインド国外の人向けや中国人、韓国人向けの店から日本関連のものを探すことになるので、あまり入手は容易ではありません。ただ、2010年代中盤ぐらいから少しずつ関連店が増加傾向にあるので、今後の伸びに期待したいところではあります。
家電編
電子炊飯器
日本の米を炊くのに対応している電子炊飯器が無いので必須です。筆者は海外の電圧に対応している炊飯器を日本で購入して持っていきました。その際にインドで使えるプラグも一緒に購入しました。
変圧器
日本の家電を持っていくともれなく使えないので、使いたい家電があればその数を数えて買っていくと良いです。現地で買った人は壊れやすかったりしたとの話でした。
何も知らないお手伝いさんが掃除機を使って壊すなどの事例も数多くあります。
日本の電源ケーブル
変圧器を通して日本の家電が使える状態にしたら、それを延長して使うと便利です。意外と盲点になったりして筆者は足りない時期に近くでしか髪をドライヤーで乾かすということがありました。
調理編
サランラップ
現地にもありますが、トゲトゲのカッター部分で切ると思いますが全く切れません。友人は日本の箱に現地のサランラップの中身を入れて使ったりしていました。あとすぐに切り目が同化したり変な切れ方をして毎回切れ目を探して奇麗にする作業が発生します。
包丁
もちろんありますが切れずらいです。100均レベルなので持っていくのが吉でしょう。砥石で丹念に砥いで切れるようにしていた人もいましたが、筆者はしませんでした。
爪切り
日本のようにカバーがついているものが無いので持っていくと良いと思います。機内持ち込みにすると刃物扱いをされることがあるので預け入れ荷物にすると良いでしょう。
ジップロック関連
袋状のものはないですし、プラスチック上の箱のものは密閉度が低いのでこぼれます。
生活編
室内物干し
空気汚染や土の道がまだ多い関係で砂埃の多いインドでは日本に比べて空気の悪い関係で室内干しになります。その場合の室内物干しセットを持っていくと便利です。筆者は先輩に譲ってもらいましたが、現地でも買えるようです。ニトリの室内干しは2年間毎日耐えてくれました。
薬
日本の薬は海外の2~3分の1程度の効能と言われています。安全面を考えてだと思いますが、気になる人は持っていくと良いでしょう。現地の菌に効くものは現地の物という考え方もあるので、筆者は風邪をひくとトローチのような現地の物を舐めて治していました。
シャンプー
現地の人と日本人の髪質が違うので女性は特に髪がきしむなどといった話を聞きます。もちろん水も違うのでそれも一因ではあります。そのため特に女性はシャンプーを持って行っている方がいます。
化粧水
シャンプー同様肌質が違うので持っていく人がいます。ただインドはアーユルヴェーダを考えた化粧品が多くあり品質の良い物もあります。お土産にも使われるのでそちらを試してみても良いかと思います。
シーツ
あまり日本人が好むような質感のものがありません。イメージとしては旅館のシーツのようなものが多いです。
自動車用芳香剤
通勤などの際に多くの時間を使う車の中ですが、芳香剤に関しては香りが強すぎたり弱すぎたり、日本人好みの匂いが無いと極端な状態なので、お好みの物を持っていくと良いでしょう。
輪ゴム
すぐに切れます。太いのに切れます。使うケースは多いと思いますので、持参すると吉でしょう。
食料編
調味料
韓国料理関連で似たものを見ることが出来ますが、完全に日本の味のものはありません。あった場合も輸入になるのでかなり効果です。大分安くなってきていますが、2018年はウスターソースの300mlぐらいのものが3,000円しました。
ふりかけ
お弁当を作られる方も多いと思うので、ふりかけがあるとかなり便利です。もちろん現地にはありません。
無洗米
水を気にする方も多いと思います。筆者も口の中に入れる水は全てミネラルウォーターでした(慣れると大分気にしなくなりましたが)。無洗米にすると水を気にする必要が無いのでかなりおすすめです。
吉野家の冷凍
ヒンドゥー教の方が多い関係で牛肉があまり無く、あっても水牛です。比較的硬いものが多いので、日本の味、柔らかさを感じられる吉野家の冷凍は現地で食べると本当に涙が出るぐらい美味しく感じます。
カップ麺
うどんやそばはもちろんありません。日清のカップヌードルはありますが、全てインドテイストで辛くなっています。筆者は美味しく食べましたが、辛いものが苦手な人、日本を感じたい人は持参すると良いでしょう。日清のカップヌードルのシーフード味がパッケージも全く一緒なので辛くてびっくりしました。
カレールー
カレーの本場なので、インドカレーはいくらでも食べますが日本人の国民食のジャパニーズカレーがみなさん恋しくなると思います。まれに現地でも購入出来ますが持参しておふくろの味を感じてください。
素麺、うどんの乾麺
韓国系の麺類やラーメンの麺、スパゲッティーなどのパスタはあるのですが、日本のテイストの素麺やうどんの乾麺はありません。スパゲティーを絶妙に茹でて焼きそば風にしたり自分でうどんを作ったりしている人もいました。
まとめ
一気に走り抜けてきましたが、日本との違いと現地の雰囲気が感じ取れて赴任をする方の助けになれば良いと思います。
毎年少しずつ買える物も増えてきており、住みやすくもなっているので、新しくこんなものが手に入るようになったなどの情報があればコメントお願いします。
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