オンライン審査が導入されるなど審査に対して新しい様式が適用されるなど、ここ数年審査の方式も変わってきたと思います。そんな中で審査を受けることの意義に関してよく仲間内でも討論されることもあるので、恥ずかしながら弓道称号者の筆者が少し頭の整理のためにまとめてみたいと思います。
結論:審査は受けるべきだが、個人の取り組み方次第
筆者としては弓道連盟に所属した上で弓を引くのであれば受審するべきだと思います。ただし、例外もあり、連盟に所属していない方や流派の方はその例外となりますし、連盟に所属していても弓道へのとらえ方・取り組み方によってはやはり例外となります。
審査の意義と目的
弓道連盟の審査規定によると以下の記述があります。
称号は、研鑚練磨の実力を備え、且つ功績顕著な会員に対し査定の上授与し、もってその名誉を表彰するものとする。
段・級位は、審査により弓道修練者に認許し、その研鑚練磨の実力を評価し、もって斯道の奨励振興に資するものとする。
察するに自分の実力が弓道連盟が定めている基準に対し達しているのかを判断し授与されるものであるとであり、審査という言葉の通り「詳しく調べて、採否・適否・優劣などを決めること。(Oxford languagesより)」を基準に対して行うということが目的と推察します。
審査を受ける人
審査を受ける人は前述の目的を考えて「自分の能力がどこまで行ってるのか」などと考えて受けたり、「皆受けてるから受ける」などと色んな理由で受けるのかと思います。
特に思い入れの強い人は「教えてくれた人への感謝」や「あのバカにしたやつを見返してやる」などということもあるかもしれません。
審査を受けない人
審査を受けない人は「受けようと思うけどもう少し目途がたったら」という人と「審査なんて受けても意味ないじゃん」という人が大まかに分けるといると思います。
前者の方は準備が出来たら受けると思うし、もし目の前にいたら「受けてみたら何か見えるものがあるかもしれませんよ?」と言ってしまうかもしれません。筆者自身も耳が痛い話ではあります。
後者の方は元々受ける気がないのか何か心に傷を負ってしまったのかといった事が考えられますので、心に傷を負っている場合もあるので無下に強制も出来ないですね。
先ほど申し上げたように段位などと関わり合いのない所で弓道をされている方々はその例外にもなりますので、受けないというよりも受ける必要がないということになります。
審査への取り組み方は人それぞれ
筆者は称号者なので、弓道振興や連盟の発展を考えるとどしどし受けて段位を上げていこうという考えも一つありますが、むやみに嫌がる人を強制してはパワハラになってしまうので出来ません。
一つ言えることは受けてみることで新しく勉強することや勉強できることが増えていきます。上を目指している周りの方々の所作への気配りレベルも変わってくるので新しい世界が見えてきます。そういう意味では段級や称号に挑戦していくことは気付きを得るためにも大切だと考えるので、筆者は挑戦する重要性を周りの方々と話していきたいと思っています。
なお、審査での的中を気にされる方もいらっしゃると思いますが、審査規定に記述があるので、その内容を筆者なりにまとめたものありますので、ご興味あればご覧ください。
筆者自身の審査への取り組みとしては「称号とって中らなくなったよね」などと言う友人もいるので的中でも所作でも少しでも上を目指して頑張っていきたいとおもいます。
審査を受けるのをやめてしまってる方々。審査を受けてみませんか?
なお、読んだ方もいらっしゃると思いますが、長編の筆者のインドでの弓道記を書きましたのでご興味あればご覧頂ければ幸いです。
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